英語学習者が中国語を学んで感じたメリット5選

英語と中国語


私が中国語を始めたとき、英語力はそれほど高くありませんでした。

TOEICでいうと600点台。中級レベルといったところでしょうか。
TOEICの勉強はもちろん、英会話教室に通ったり、NHKのラジオを聞いたり自分なりに結構がんばっていたつもりです。
それなのに、なかなか点数は上がらず英語学習のモチベーションは日に日に下がるばかり。

そんなとき、ひょんなことがきっかけで中国語を習う機会を得ました。
この数年後、英語も中国語も公用語である国で働くわけですが、まだ当時はそんなこと想像もしておらず、趣味の延長で中国語を始めることにしたのです。

すると思っていた以上に楽しく、また習得スピードも速く、英語学習で感じた「語学学習=しんどい」の図式がガラガラと崩れました。

偶然のきっかけで始めた中国語でしたが、あのタイミングで出会って勉強することに決め、本当に良かったと実感しています。

そこで今回は、英語が伸び悩み中で中国語に興味がある方向けに、中国語を学んで感じたメリットを書いてみます。

第二外国語の習得は比較的容易

一般的に、第二外国語の習得は第一外国語(主に英語)より比較的容易だと言われています。
なぜなら、既に英語学習を経て、「母語と外国語では文字も発音も文法も全く異なるものだ」という認識が出来上がっているからです。
これ、当たり前と言えば当たり前ですが、この認識があることによって学習効率が上がります。

あくまでも私の場合ですが、、、、
英語を勉強しはじめた当初、「どうして英語は主語の後ろに動詞が来るんだ?」とすごく不思議に思っていました。
言語学の研究者ならともかく、中学生ごときが不思議に思ってもしょうがないことです。笑
初めての外国語学習=英語学習では、いちいち母語と比較して疑問を持ち、無駄に混乱したりもしました。

ところが英語をある程度習得すると、外国語を外国語としてインプットする習慣がついてきます。
「中国語は主語の後ろに動詞が来る。そういうものだ」と割り切って勉強を進めることができるようになり、要点をおさえて学習できるようになりました。

英語の学習を経て、外国語学習時の要点を見極められるようになったこと、そして、時につまずきながら乗り越えた経験が、まるっと中国語の勉強に生きてきます。

英語と中国語は文法が似ているため文法の習得が早い

英語を基礎レベルまで習得した人にとって、それをベースに中国語の文法を身につけることができます。
なぜなら、英語と中国語では文法の基本的な構造が似ているからです。
誰もが知っている英語、「アイラブユー」を例にしてみると、

<英>I love you(主語動詞+目的語)
<中>我爱你(主語動詞+目的語)
<日>私はあなたが好きです(主語+目的語+動詞

3つのうち、日本語だけが異なる語順になっています。
日本人が英語を勉強する際、最初に立ちはだかる文法の壁がこの語順の違いであり、既に英語を勉強した経験があると、ジャンプアップして中国語の理解が早まります。

もちろん、勉強を進めると英語と中国語で全く異なる要素が山ほど出てきます。
それでも、学習開始当初の最も頭が混乱する時期にすっと文法が入ってくると、勉強に対するモチベーションも上がり、学習の進捗に大きな追い風となります。

漢字のおかげで読み・書きの習得が早い

英語を学習する際、単語は暗記して覚えるもの、という考え方が一般的だと思います。
たとえカタカナでは聞いたことがある英単語でも、そのスペルは暗記する以外に方法がありません。
ところが中国語は、日本で目にしてきた単語と同じ、あるいは類似した意味の単語がとても多いです。

日本で使われている漢字と、簡体字(中国本土、シンガポール、マレーシア等で使用)、或いは繁体字(台湾、香港、マカオ等)の間でそれぞれに違いはあれど、漢字とローマ字ほどにかけ離れた違いではありません。

たとえば、下の写真は中国で購入した航空券(Eチケット)です。

旅客,出票航空公司, 舱位等级などなど、なんとなく意味がわかる単語が多いかと思います。PASSENGER, ISSUING AIRLINE, CLASSといった英語よりも、わかりやすいと感じる方が多いかもしれません。

漢字を日常的に使っている日本人には、中国語を勉強する上でとても大きなアドバンテージがあるのです。とりわけ、読むことと書くことに関しては、英語に比べると圧倒的に習得が早いという特徴があります。

中国語を話す人材には希少価値がある

現在日本では、英語話者に対し中国語話者の人口は少ないため、中国語を話せる人材はさまざまな場面で優遇されます。また世界で最も話されている言語は英語ですが、その次に話されている言語は中国語。ネイティブスピーカーの人口で言うと、中国語を母語とする人は世界で一番多く、潜在的なコミュニケーションの機会は多くあります。(※出典元:Wordtips “The 100 Most-Spoken Languages in the World”

こういった背景もあり、中国語が話せる人材の需要はますます高まっています。
日本語が流暢な中華圏の方は、まさにその言語のスキルを活かして日本でも大活躍していますが、同じような言語能力を持った日本人には、なかなか会えないのが現状です。
逆に言うと、日本人で中国語が話せるとなると、希少人材としてみなされる可能性が高いです。

今やグローバルな人材になるため英語は必須項目といえます。そして、中華系企業とのビジネスシーンでも、やはり英語が基本言語ではあります。
ただ、プラスαで中国語が話せると、中華系の方との距離はぐっと縮まります。

私自身、中華系の方との商談時、英語の会話中に中国語を挟むことで、交渉がしやすくなった経験が何度もあります。それは、意思の疎通という意味合い以上に、中国語が使われることで相手にとっては誠意やリスペクト、それから親しみも感じることができたからだと思います。

たとえば、初対面でまず中国語で挨拶する。
初心者の時はそれだけでも和やかな空気が生まれ、その後のやり取りもスムーズになりました。

繰り返しますが、中国語ができる日本人はまだ少ないです。それゆえに中国語が話せると、ビジネスの上でもとっておきの奥の手になります。

(おまけ)英語も伸びる

最後に私の経験談です。
英語一辺倒で勉強していた時は、飽きてきたり英単語を見るのも嫌になる時がありました。
ところが中国語を始めることで一度頭の中がリセットされ、新鮮な気持ちで英語に向き合えるようになりました。

人によっては、一度に2つの言語を勉強すると混乱するという意見もあると思いますが、私の場合、中国語を始めることで英語を楽しく勉強できるようになりました。
ちなみに、しばらくTOEIC600~700点台で迷走していましたが、中国語を始めて約半年で800点台まで上がりました。

その要因を分析してみると、「中国語を挟むことで英語の勉強が苦じゃなくなった。」
そんな気持ちの変化が一番大きかったと思います。

まとめ

実際のところ、中国語を始めて良かったことは山ほどあります。
ただ、きわめて個人的な出来事だったりするので、今回は多くの方にあてはまりそうなことに絞って書きました。
英語が苦手な方や英語につまづいている方にとって、更に外国語を学ぶことにはためらいが生じるかと思います。
でももしも中国語に興味があるのであれば、ぜひ始めてみて欲しいと思います。
英語学習とは異なる楽しさやメリット、中国語学習から得ることができますよ!

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