中国語を初めて学ぶ人にとって、学び始めの頃は多くの課題に直面します。
文法が分からなかったり、語彙が不足していたり、中国語の聞き取りが難しかったりと、問題は山積み。このような状態では、まず何を優先すべきか分からず、どのように始めて良いかわからない人も多いでしょう。
また、初めはやる気があって一気に課題を克服しようとしても、上達が実感できないため、心折れることも多々あります。(私がそうでした!)
現在はいくぶん経験を積んで、自分に最適な学習方法を確立することができました。初心者の頃に知っていたら、もっと効率的に学べたのにと思います。しかし、私にとって最適な方法を共有しても、それがすべての人にとってベストな方法ではないんですよね。学習環境や個人の特性、能力によって、最適な方法は異なりますので。
そこで、まずは私が失敗した経験をお伝えし、最低限やってはいけない学習方法を紹介したいと思います。上達の方法は人それぞれですが、一方失敗例を知り、それを避けることで効率的に中国語力を伸ばすことができると思います。
早く中国語を上達させたい方、以下のことを絶対マネしないでください!
一気に勉強しようとする
中国語を身につけるには時間がかかるため、一度に勉強しようとすると途中で挫折します。たとえば、HSK4級(中国語を母語とする相手と比較的流暢にコミュニケーションをとれるレベル)を取得するためには、週10時間×半年〜1年を要すると言われています。
1日2時間を確保し、それを1年間、平日毎日継続できるでしょうか?
私はできませんでした。
頑張って勉強したときほどその後さぼったり、疲れて放棄することが多かったです。
一種のリバウンドですね。
勉強にムラがあり、いつまで経っても上達しない状態が続きました。
つくづく思うのは、語学学習に裏技なし、です。
地道にコツコツ。5分でも10分でも毎日やる。
短期間の大きな進歩よりも、着実な学習継続を大切にする。
中国語は、段階を踏まないと身につきにくいものが多いので、ゆっくりでも一歩ずつ前に進むつもりで臨む。
そんな心構えが大切です。
『聞く&話す』練習に力を入れない
中国語の学習開始当初、英語と同じように『読む・書く・聞く・話す』をバランス良く学習するつもりでいました。
また、英語学習を経て、語学学習におけるリスニングの重要性について、それなりには理解していたつもりです。
しかしある時、中国語においてはリスニングと発音が特に重要だということに気づくことになりました。
中国語は日本語と異なる発音やイントネーションがあり、聞き取りにくく、発するのも比較的難しいです。
一方、漢字を使う言語のため、読むことに関しては他の外国語に比べると難易度が高くありません。
日本人が中国語の学習をする上では、『読む・書く・聞く・話す』をバランス良く学習すると、かえって効率が悪いのでは?と思うようになりました。
そう思い始めてから、『読む・書く・聞く・話す』の学習の比重のかけ方を変えました。
感覚的には、『(読む)1 : (書く)2 :(聞く) 4 : (話す)3』くらいのウエイトで勉強していきました。
そうすると、気がついたときには中国語の総合力がレベルアップしていました。
中国語を始めて間もない方は、中国語の音声教材やNHKラジオ講座、それからyoutubeなどもたくさん利用して、とにかく中国語の発音に慣れることをおすすめします。
日本人中国語学習者にとって、特に耳と口の強化をすると中国語の力を効率良く伸ばすことができます。
文法や単語をひたすら暗記する
中国語の文法や単語をただ暗記するだけでは、長期的には上達しない可能性が高いです。
私の場合、暗記はすぐに飽きてしまい長続きしませんでした。単語の学習書など、はりきって買ったのに・・・泣
何よりも、実際の場で使えるような総合的な中国語のコミュニケーション力がつかないです。
単語や文法を効率よく理解するためにも、実践で使えるようになるためにも、初心者のうちからリスニングやスピーキングを取り入れた学習をおすすめします。
日本語がわからない人から中国語を勉強する
私の体験談です。
中国語を勉強してまだ日が浅いころ、日本語を勉強したい中国人の方とランゲージエクスチェンジを試したことがあります。
私が日本語を教え、その代わりに相手が中国語を教えるという方法です。
お互いにお金もかからないし、ネイティブスピーカーから学べるし、良いこと尽くしだろうと期待していました。
しかしこれは費用がかからない点では良かったのですが、学習効率の観点では失敗でした。
私は初心者だったので、まず相手が何を説明しているのかわからない。そして、質問したくても言葉がわからない。
かなりのストレスでした・・・。
これがもし子供なら、説明よりも感覚的に言語に慣れて覚えるという方法もあるでしょうが、大人になってからの外国語学習は、論理的に学んだ方が上達は早いです。
英語と異なり、大人になって中国語を始める方は、ゼロからのスタートが多いと思います。
そのため、中国語学習の超初期段階では、まず日本語で基礎を学ぶことをおすすめします。
その後ある程度中国語に慣れてから、ネイティブスピーカーに学んでブラッシュアップするのが良いと思います。
色んな教材に手をつける
最近は、中国語の学習書も増えてきました。
英語ほど多くはありませんが、本屋さんでは多数の中国語学習書が並んでいます。
また、ネットで情報収集をしてみても、様々なおススメの学習書に遭遇します。
豊富な種類を目にし、なんとなく良さそうなのを買ってみる。
私はそんなことを繰り返していました。
結果、買った本の分だけ効果があったかというと・・・。
ないとは言えないですが、費用対効果で言うと高くはないです。
なぜなら、本を買った時が気持ちのピークで、学習書のほとんどを中途半端にすませていたからです。
学習書を買ったことで大きく前に進んだ気がしたのですが、やらないと意味ないですよね!
あたりまえ。
効率的かつ効果的なのは、決めた教材をやりきること。
結局のところ、どの学習書を使おうと学ぶべきことは同じなので、自分が気に入った1冊をまずやり終えることが大切です。
最後までやりきることで達成感を味わうこともでき、自分に自信もつきます。
まとめ
中国語初心者がやってはいけない勉強法5選をご紹介しました。
1. 一気に勉強しようとする
2. 『聞く&話す』練習に力を入れない
3. 文法や単語をひたすら暗記する
4. 日本語がわからない人から中国語を勉強する
5. 色んな教材に手をつける
私自身、中国語学習でたくさんの失敗や挫折を経験してきました。
だからこそ、こちらを読んでいる方には同じ思いをしてほしくないです。
上記の例を参考にしながら、ぜひ失敗を回避し、最短ルートで目指す地点にたどり着いて欲しいと思います。



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